HPLCなどのクロマトグラフィーの分析結果として出力されるクロマトグラムのピークは、シンメトリー係数Sが1に近ければピークが左右対称に近い形状になりますが、そうでない場合はピークの左右対称が崩れて、
・リーディング
ピークの立ち上がりが緩やかで、下りが急。S<1
・テーリング
ピークの立ち上がりが急で、下りが緩やか。 S>1
のどちらかに近い形状になります。
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覚え方
某予備校の先生が、講義でとてもいい覚え方を教えてくださったのですが(それを受講できた人はとてもラッキーだと思います)、それを書くとただのパクりになってしまうので、僕が考えた覚え方を紹介します。
◎ピークの形状
1、「リ」ーディング、「テ」ーリングの頭文字のカタカナを平仮名にする→「り」と「て」
2、「り」の2画目の左払い、「て」の最後の右払いがそれぞれのピークの形状の変化の仕方と一致します。
◎シンメトリー係数Sの覚え方
テーリングの平仮名「て」が不等号の「>」を右にやや傾けた形に類似している。
→テ「て」ーリングはS>1と覚えられる。
→リーディングはその逆で、S<1 と覚えられる。
Sは真面目に理解して覚えようとするとドツボにはまりやすいと思うので、個人的には丸暗記で対処してしまったほうがいいと考えます。
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