不飽和脂肪酸の二重結合の位置を示すΔ(デルタ)

不飽和脂肪酸を表す表記には様々なものがあります。

 

この記事ではリノール酸を例に、話を進めます。

リノール酸は、

「n-6系不飽和脂肪酸(=ω-6系不飽和脂肪酸)」という種類に区分されます。

また、

18:Δ9,12 (9,12は上付き文字が正しい。)

という表記は、リノール酸を示す書き方です。

 

n-6とΔ9,12はいずれも不飽和脂肪酸の構造の中の二重結合の位置を示す表記ですが、

この表記は、脂肪酸構造式の端のCH3側から数えるのか? それともカルボン酸側から数えるのか?

ということを、きちんと思い出せるでしょうか?

 

思い出せない人は、ぜひとも下記の覚え方で覚えていってください。

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覚え方

Δ」はギリシャ文字の4番目なのでアルファベットのDに相当する、と考えると、

DはAcid(酸)のD→カルボン

と連想すれば、

18:Δ9,12

「構造式のカルボン酸側から9番目12番目の位置に二重結合がある」

と、思い出せます。

 

Δを覚えておけば、n-6(ω-6)の数字が、

「構造式のCH3側から6個目の位置に二重結合がある」

ということが消去法的にわかります。

 

ぜひ、参考にしてください。

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