心房細動患者における脳梗塞発症のリスクを評価するために、CHADS2スコアが使用されます。
その内容は、
Congestive heart failure:心不全→1点
Hypertension:高血圧→1点
Age:年齢(75歳以上) →1点
Diabetes Mellitus:糖尿病 →1点
Stroke / TIA:脳卒中、一過性脳虚血発作の既往→2点
です。
CHADS2スコアの内訳を覚えていないと、病態分野での取りこぼしが出てくるので、覚えておきましょう。
覚え方
英語力が高い人であれば、CHADS2の内訳はすぐに思いだせるのですが、
・Congestive heart failure:心不全
は、英単語が長いので、難易度がやや難易度が高めかな? と思います。
心不全はとりあえず、
C→し→「し」ん不全→心不全
と覚えておけば、間違いないかと思います。
次に、
Age:年齢(75歳以上)
の75歳は、日本では後期高齢者に当たる年齢なので、
AgeのAを「After」という英単語とも結びつけて、
After→「後期」高齢者→75歳以上
と覚えれば、年齢を思い出しやすくなります。
※後期高齢者の実際の英訳は latter-stage elderlyなどが該当するので、他の場面で使用するときはご注意ください。
最後に、
Stroke / TIAが2点
ということですが、
ここにTIAが含まれているため、
「T」IA→Two→2→2点
と覚えれば、脳卒中、TIAの既往が2点ということを思い出しやすくなります。
TIA=「一」過性脳虚血発作なので、TIAを1点だと判断してしまわないように、
CHADS2の2を「Two」の英語に変えてしまい、
『CHADS-Two』
と最初から覚えてしまえば、間違いがありません。
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