DDSの分野において、経口コントロールドリリース製剤の種類には、
◎シングルユニットタイプ
レペタブ
ロンタブ
スパンタブ
グラデュメット
ワックスマトリックス
コンチンシステム
◎マルチプルユニットタイプ
顆粒型の放出制御製剤
スパンスル
スパスタブ
などがあります。
それぞれの剤形が持つ特徴を覚えておきましょう。
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覚え方
◎シングルユニットタイプ
・レペタブ([Rep]etab)
→[R]apidと、[sup]er(Repを逆から読む。super→超→腸と変換する)
→錠剤の外側から即放性、腸溶性の層の錠剤
・ロンタブ(Lontab)
→ロン(ヒトの名前)の掃(そ)除(じ)
→錠剤の外側から、即(そ)放性、徐(じ)放性の層の錠剤
・スパンタブ
2層または3層の多層構造の即放性、徐放性の層を持つ
→層を[スパン]と切れる錠剤
・グラデュメット
多孔性のプラスチックを持つ錠剤
→[グラデュメット]と[プラスチック]の語感が近いことから思い出す。
・ワックスマトリックス
高分子やワックスに薬剤を分散させた錠剤
→ワックス≒ロウ、なので、高分子化合物であることはイメージしやすいです。
・コンチンシステム
高級脂肪アルコールのマトリックスに薬剤を分散させた錠剤
→ 高(コ)級脂(シ)肪アルコール、で覚えられる。
◎マルチプルユニットタイプ
・顆粒型の放出制御製剤
・スパンスル
・スパスタブ
マルチプルユニットなので、[マルチ]から、2種類以上の製剤が含まれていることがイメージできる。
また、スパンスル(Spansule)のスル(sule)はカプセル(Capsule)に由来するので、カプセル型であることがわかる。
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