抗不整脈薬には
Ⅰa群:キニジン、ジソピラミド、プロカインアミド、 シベンゾリン、アジマリン、ピルメノールなど
Ⅰb群:リドカイン、メキシレチン、アプリンジン など
Ⅰc群:ピルシカイニド、フレカイニド、プロパフェノン など
Ⅲ群:アミオダロン、ソタロール、ニフェカラント など
Ⅳ群:ベラパミル、ジルチアゼム、ベプリジル など
その他:ジゴキシンなど
があります。
覚えるべきこと、理解すべきことが多い薬ですので、覚えるべきものを整理しましょう。
覚え方
1、上室性作用か、心室性作用か
もうすでに他のブログなどでも書かれている方がいらっしゃいますが、まだまだ浸透していないようなのでこちらのブログでも書かせていただきます。
それぞれの群をローマ数字にして、その中央に線を引き、文字の偏りが上側にあるか下側にあるかで上室性作用か、心室性作用かを判別することができます。
下図がそれを実践したものです。「ジ」はジゴキシンです。
よって、Ⅰb群は心室性、Ⅳ群とジゴキシンは上室性、他の群は上室・心室の両方に作用すると覚えられます。
2、 抗不整脈薬がどの群に分類されるか
(キニジンがⅠa群、など)
3、 各群の抗不整脈薬が作用するイオンチャネル
( Ⅰa 群はNaチャネル遮断作用がある、など)
上記の2・3は、さすがに語呂合わせなどを駆使しなければなかなか覚えられません。
この語呂は、ネット上に多くの方がすでに紹介しているのでそれを参考にしてください。
私は基本的に、丸暗記が必要なものに対しては、
「単語などを見て、そこから思い出せるような覚え方がベスト。語呂合わせは良い暗記方法が思い浮かばなときの最後の手段」
と位置付けて暗記をしていました。
また、語呂を使うときに私がよく使う方法として
・可能な限り「形を持つ名詞」に覚えるべき単語を当てはめる
・それらの年収組み合わせでストーリーを作る
そういった方針で語呂合わせを利用していました。
もし形容詞、動詞、助詞などに覚えるべき単語を当ててしまうと忘れやすくなります。
ですが形のある名詞であれば、具体的な物体を思い出すこととなるので、形容詞などを単語に当てた語呂よりも格段に思い出しやすくなります。
そういったことを頭に入れて、既にネット上にある頃合わせを自分なりにアレンジして使うのが有効な手段だと思います。
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