血圧は、2019年4月に公表された日本高血圧学会による「高血圧治療ガイドライン2019」にて、かつて『至適血圧』などとの名称だった高血圧に該当しない血圧値の名称が、厳しいものへと変更された点や、高血圧ではない血圧の値に一部変更がありましたが、高血圧ではない血圧値に大きな変更はありません。
血圧値は薬剤師国家試験でも問題を解くのに重要になりますので、患者情報を見て高血圧かどうかを判別できるようにしておきましょう。
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覚え方

( 日本高血圧学会 高血圧治療ガイドライン2019をもとに作成)
診察室血圧に注目して覚えていきます。
収縮期血圧は、数値の2桁目に注目して
ワン(110mmHg台)→正常血圧
ツー(120mmHg台)→正常高値血圧
スリー(130mmHg台)→高値血圧
は正常範囲内。
そして、
・これ以上の値は『高血圧』
・『高血圧』は 『20飛び』
と、ざっくり覚えておくと便利です。
試験問題を解くには、とりあえず収縮期血圧だけでも押さえておくと、問題がグッと解きやすくなります。
拡張期血圧は、
10の位が『8』以下の値なら、『高血圧ではない』血圧値です。
(この覚え方をしている人は多いかもしれませんが…)
また、高血圧の範囲では『10飛び』で
Ⅰ度高血圧(90-99)→90台
Ⅱ度高血圧(100-109) →100台
Ⅲ度高血圧(110以上)
と覚えておくと有効です。
家庭血圧はこれらに-5をすればOKです。
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