打錠障害の種類と覚え方

錠剤の製造の際に発生する打錠障害には、

☆ 結合剤不足などで生じる打錠障害

・キャッピング(錠剤の上面または下面部分が剥離する)

・ラミネーション (錠剤の中間部が剥離する)

 

☆ 結合剤過剰などで生じる打錠障害

・スティッキング (杵面に錠剤の一部が付着して剥がれる)

・ピッキング (杵面に錠剤が少し付着し、小斑状に剥がれる。スティッキングの軽度なものとも言える。)

・バインディング (錠剤の側面に縦の傷がつく)

などがあります。

 

それぞれの名称と、打錠障害の様子の対応を覚えておきましょう。

覚え方

まず、前提としてですが、

結合剤は多くの場合、「液体」もしくは「液状にして」錠剤の製造に利用される、ということを理解してください(例外:結晶セルロースなど) 。

このことを覚えておくと、

・結合剤不足が原因の打錠障害→錠剤が過度に乾燥した状態

・結合剤過剰 が原因の打錠障害→錠剤が過度にべたついた状態

ということを想起できるようになります。

 

こういったことは「理解した上での暗記」に繋がりますので、この内容を理解することを飛ばして、

「キャッピング、ラミネーションは結合剤不足が原因で起こる」

と、単純に丸暗記してはいけません。

そのように丸暗記してしまうと、近年の国家試験で問われる「思考力を要する問題」に対応できなくなってしまいます。

 

それでは、障害の名称とその状態について覚えていきましょう。

 

☆ 結合剤不足(錠剤が過度に乾燥した状態)などで生じる打錠障害

キャッピング(capping)

→キャップ=帽子錠剤の上面をイメージ→上面で起こるなら下面で起こる剥離も同じ名称である。

・ ラミネーション

→「ラミネート加工」(一般的には、薄い紙やフィルムなどを圧着してくっつける工法)を連想する。

→キャッピングの消去法とも組み合わせて、 錠剤の中間部が剥離する、と覚える。

 

☆ 結合剤過剰(錠剤が過度にべたついた状態)などで生じる打錠障害

・スティッキングとピッキングは、杵への錠剤のくっつきの度合いが

スティッキング >ピッキング なので、

それぞれの単語のカタカナの文字数で比べて、

スティッキング (7文字)>ピッキング(5文字)

で、どちらが杵への付着の程度が大きいかということを覚えられます。

 

また、pick(つまみ取る)という英単語を覚えていれば、

ピッキングのほうは「杵への付着の度合いは、比較的程度が低い」と連想できます。

 

・バインディング (錠剤の側面に縦の傷がつく)

→打錠の杵が方向に動いていることと、錠剤がべたついた状態ということを覚えておけば、「べたついた錠剤がに引っ張られることで、の傷が入る」と覚えられます。

また、bind(縛る、拘束する) という英単語を覚えていれば、

バインディングは「 (錠剤の側面を) 縛るような傷跡」ということが連想できます。

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