防かび剤を構造式からざっくりと見分ける方法

防かび剤には、ジフェニル(DP)、オルトフェニルフェノール(OPP)、チアベンダゾール(TBZ)、イマザリル、フルジオキソニル、アゾキシストロビン、ピリメタニルなどがあります。

 

構造式と物質名を結び付けられるようにしておきましょう。

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覚え方

まず、国試に関連する防かび剤に限っては、

「芳香環もしくは複素環を2つ以上持つ」ものは防かび剤の可能性が高い。

という法則があります。

冒頭に列挙した化合物はいずれもこの法則に当てはまっています。

(注意:甘味料のアドバンテームは芳香環を2つ持つので、問題の選択肢に入れられた場合は十分に注意してください!)

 

この法則を頭に入れた上で他の食品添加物と区別をつけた上で、以下のように覚えていきます。

・ジフェニル(DP)

ベンゼン環が2個なのでジフェニル。

・オルトフェニルフェノール(OPP)

オルト位にフェニル基のフェノールなので、この名称。

・チアベンダゾール(TBZ)

チア→チオ(S)を意識してください。頻出の防かび剤でSを含むのはTBZのみです。

・イマザリル

イミダゾール基を持つことを意識してください。

・フルジオキソニル

Fが2つ(フルジ)、Oが2つ(ジオキソ)の両方で判別をつける。

・アゾキシストロビン

Nを多数持つこと(アゾ)、メトキシ基のような構造があること( metoxy→oxy→ゾキシ)から判別をつける。

・ピリメタニル

ピリミジンを持つ(ピリメ)、複素環がメチル基を持つ(メタ)で判別をつける。

 

他の食品添加物もまとめてあります。以下のリンクからどうぞ。

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