下剤各種のメリット、デメリットの比較

使用頻度の高い下剤のメリット、デメリットを簡単にまとめました。

実務上で経験した個人的な印象を含むため、その点にご注意の上ご覧ください

酸化マグネシウム

・メリット

薬価が安価。スタンダードな下剤。

多数の剤形、規格が存在する。

・デメリット

腎機能障害の患者が服用すると高マグネシウム血症のリスクが高まる。

金属含有薬剤のため、キレート形成等の相互作用に注意する必要がある。

ピコスルファートNa内用液(ラキソベロン)

・メリット

薬価が安価。

液剤のため、服用量を調節できる。

・デメリット

個人的な印象では、薬効は強くない。

長期連用すると耐性ができる可能性がある。

ラクツロースシロップ

・メリット

液剤のため嚥下困難な患者でも服用がしやすい。

・デメリット

ラグノスなど、一部の同成分の品目を除くと便秘には適応がない品目が多いため、保険請求等で面倒が生じる可能性あり。

センノシド、センナ・センナ実顆粒(アローゼン、ピムロ顆粒)

・メリット

個人的な印象では、比較的強い作用を発揮する。

薬価が安価。

・デメリット

長期連用すると大腸上皮が黒ずみ、大腸メラノーシスを引き起こし、センノシド耐性および大腸運動が低下して便秘が悪化する可能性がある。

アミティーザカプセル

・メリット

腎機能障害の患者でも投与しやすい。

(重度の腎機能障害患者でも添付文書上では「慎重投与」となっている。)

・デメリット

薬価は酸化マグネシウム、ピコスルファートNa内用液に比べると高価。

個人的な印象では、嘔吐の副作用が起きやすい。

粉砕不可のため、嚥下が困難な患者には使用しにくい。

グーフィス錠

・メリット

胆汁酸再吸収阻害により、大腸に胆汁酸の流入を増加させることで便秘改善をはかる機序のため、腎機能障害の患者でも投与しやすい。

・デメリット

食前服用のため、服薬アドヒアランスに注意する必要がある。

重度の肝障害を持つ患者には使用しにくい。

粉砕は基本的に不可のため嚥下が困難な患者は使用しにくい。

薬価は酸化マグネシウム、ピコスルファートNa内用液に比べると高価。

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