有機化学分野にて、アルキンをアルケンまで還元するときには、Lindler触媒による還元や、Birch還元があります。
このとき、それぞれ生成するアルケンはcis、transが異なる幾何異性体(立体異性体の一つ)になります。
・Lindler触媒(H2/Pd、CaCO3)を用いた還元
→cis-アルケンが生成
・アルキンをBirch還元(液体NH3中で、NaまたはLi+C2H5OH)する
→trans-アルケンが生成
どちらの還元がcis体、trans体を生成するのかを覚えておきましょう。
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覚え方
・「ci」s-アルケンを「Li」ndler触媒で還元
→ci・Li
→Siri (Apple社の音声アシスタント)
・「B」irch還元
→「B」ack→反対側のイメージ
→trans-アルケンが生成する。
cis体、trans体の生成だけでなく、それぞれの還元に使用される試薬や溶媒も特徴的なので、きちんと押さえましょう。
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