衛生

国家試験

生物価と正味タンパク質利用率

国家試験や大学の卒業試験などの問題文の中で、 生物価を求めよ。 と問題が出題されたとき、「生物価」を迷いなく思い出して計算できるでしょうか? きちんと覚えていない人は、正味タンパク質利用率と合わせて覚えましょう。 覚え方 まず、 生物価と正...
国家試験

ばい煙中のSOxに対するK値規制

工場などのばい煙の二酸化硫黄(SOx)についての一般排出基準は、 Q=K×10-3 × He2 の式で規制されています。 Q:硫黄酸化物SOxの許容排出量K:地域別に定められた定数。工場や事業所などの集積度に依存する。He:有効煙突高さ(煙...
国家試験

不飽和脂肪酸の二重結合の位置を示すΔ(デルタ)

不飽和脂肪酸を表す表記には様々なものがあります。   この記事ではリノール酸を例に、話を進めます。 リノール酸は、 「n-6系不飽和脂肪酸(=ω-6系不飽和脂肪酸)」という種類に区分されます。 また、 18:Δ9,12 (9,12は上付き文...
国家試験

オッズ比

オッズ比を計算する問題でよくあるパターンは、問題文内で述べられている出来事をいろいろと複雑にして、単なる丸暗記では解答できないようにしている、というものです。   ただし、オッズ比は計算に必要となる正しい表をきちんと作れることで、きちんと得...
国家試験

α-アミノ酸の構造式の覚え方

α-アミノ酸は薬剤師国家試験に留まらず、高校化学や生物でも登場する、極めて重要な物質です。   α-アミノ酸の20種類の構造式は、国家試験的には生物、化学、物理、衛生、薬理など広範囲に関わってくる超重要事項ですが、きちんと覚えているでしょう...
国家試験

環境問題と主な国際条約・議定書

国試に出題されるような地球環境に対する主な国際条約・議定書には、   ・ロンドン条約(海洋汚染防止) ・ワシントン条約(絶滅の恐れがある野生動植物の保護) ・モントリオール議定書(オゾン層破壊物質の規制) ・バーゼル条約(有害廃棄物の国境を...
国家試験

ミスト・ヒューム・ダスト(粒子状物質)の固体・液体の判別

大気汚染で問題となるSPM(浮遊状粒子物質)の分類として、 ・ミスト(霧、mist):液体 ・ヒューム(fume):固体 ・ダスト(dust):固体 の3種類があります。   それぞれの物質の三態としての形はどうなっているかを覚えていきまし...
国家試験

POPs:残留性有機汚染物質【衛生】

POPs(残留性有機汚染物質:Persistent Organic Pollutants)は 、ストックホルム条約で定められた、 ・環境中での「難分解性」 ・生体内での「高蓄積性」 ・「長距離移動性」 ・生体への「毒性」 の4つの特徴を持つ...
国家試験

濃縮係数【衛生】

生物濃縮における「濃縮係数」は 濃縮係数=物質の生体内の濃度/物質の環境中の濃度 を表します。 覚え方   濃縮係数は、   「生体内に」どれだけ物質が溜まっているか   を意識して考えると、   ・濃縮係数が1より大→生体内にたくさん物質...
国家試験

大気の組成【衛生】

大気の組成は、 N2(約80%) O2(約20%)までは覚えやすいと思いますが、 国試では、これら以下の微量成分の含有量が、 Ar:アルゴン CO2:二酸化炭素 CH4:メタン CO:一酸化炭素 O3:オゾン の順、ということまで覚えなけれ...